スタジオ評伝 · 1972年10月17日設立 · 中野、東京 · 日本テレビ傘下
マッドハウス · 1972年10月17日設立 · 元・虫プロダクション
虫プロダクション出身の四人、阿佐ヶ谷のオフィス、そしてアニメーションが真摯な芸術たりうるという確信。マッドハウスは『獣兵衛忍風帖』、『パーフェクトブルー』、『パプリカ』、『DEATH NOTE』、『HUNTER×HUNTER』、そして『葬送のフリーレン』を制作した。十年ごとに、新たな傑作。
1972年10月17日、迫りくる虫プロダクションの倒産の混乱の中から抜け出した四人のアニメーターが阿佐ヶ谷にマッドハウスを設立する。丸山正雄(プロデューサー)、出﨑統(先見の明を持つ演出家)、りんたろう(ベテラン)、川尻善昭(黒の様式家)。当初の出資はTMSの藤岡豊であり、出﨑を自身の圏内に置く利点を即座に見抜いていた。
最初の数年、マッドハウスはTMSの良質な下請として動く——『エースをねらえ!』(1973年、出﨑演出)が、スタジオの様式の礎を築く。劇的な照明、スプリットスクリーン、「ポストカード・メモリー」。このスタイルは出﨑の二十年にわたる署名となる。
マッドハウスは1995年に今敏を迎える。『パーフェクトブルー』(1997年)、『千年女優』(2001年)、『東京ゴッドファーザーズ』(2003年)、『パプリカ』(2006年)——今敏をその世代最大の日本アニメーション監督として確立する四本の映画だ。『パーフェクトブルー』はダーレン・アロノフスキー(『レクイエム・フォー・ドリーム』)に直接的な影響を与え、『パプリカ』はクリストファー・ノランの『インセプション』の着想源となった。今敏は2010年、46歳で膵臓がんにより逝去する——『夢みる機械』の制作の最中に。
2000〜2010年代はスタジオの多様性を裏付ける。『DEATH NOTE』(2006年)、『ブラック・ラグーン』(2006年)、『クレイモア』(2007年)、『バンパイアハンターD』(2000年)。マッドハウスはあらゆるジャンルに挑み——そのたびに傑作を生み出した。
2011年、丸山は70歳でマッドハウスを離れMAPPAを設立する。日本テレビが資本参加する(2011年84.5%、2014年95%)。スタジオは時代を変えるが——質は変えない。『HUNTER×HUNTER』(2011-2014年、全148話、満場一致の絶賛)、『ワンパンマン』第1期(2015年)、『オーバーロード』(2015年〜)。そして2023年、世界的現象『葬送のフリーレン』——ほぼすべての世界的専門メディアが選ぶ年間最高アニメとなった。
| 年 | タイトル | 監督 / 備考 |
|---|---|---|
| 1973 | エースをねらえ! | 出﨑 ★ スタジオ様式の礎 |
| 1987 | 妖獣都市 | 川尻善昭 |
| 1993 | 獣兵衛忍風帖 | 川尻善昭 ★ 世界的古典 |
| 1997 | パーフェクトブルー | 今敏 ★★ |
| 2001 | 千年女優 | 今敏 |
| 2006 | パプリカ | 今敏 ★★ インセプションの着想源 |
| 2006 | DEATH NOTE | 荒木哲郎——世界的現象 |
| 2011-14 | HUNTER×HUNTER | 全148話——富樫義博原作 |
| 2015 | ワンパンマン(第1期) | 夏目慎吾 |
| 2023 | 葬送のフリーレン | 斎藤圭一郎 ★★ 2023年アニメ・オブ・ザ・イヤー |
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