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UFOロボ グレンダイザー』全話ガイド

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UFOロボ グレンダイザー
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記事に誤りがございましたら、ぜひお知らせください。この作品に携わった方、当時の思い出や資料をお持ちの方からのご連絡もお待ちしております。

『UFOロボ グレンダイザー』仏版ゴルドラック全74話ガイド — SAKUGAART

TVシリーズ · 全74話ガイド · 1975–1977年

『UFOロボ グレンダイザー』
全74話ガイド

仏題 « Goldorak » · 東映動画 · 永井豪/ダイナミックプロ

日本では74回の日曜日、フランスでは74話。ただし、順序も題名も同じではない。本稿は、フランスで『ゴルドラック(Goldorak)』の名で知られるようになった作品を永井豪の系譜の中に位置づけ、全話を一話ずつ紹介したうえで、アンテーヌ2での放送、当時の論争、そしてイタリアへと至る道筋をたどる。

原作永井豪とダイナミックプロ (巨大ロボットシリーズ)
TVシリーズ全74話 · フジテレビ · 1975年10月5日〜1977年2月27日
日本の放送枠日曜19時〜19時30分 · 平均視聴率20.9%、最高27.6%(第21話)
制作東映アニメーション (旭通信社とともに)
監督勝間田具治 (チーフディレクター)
脚本上原正三 (メイン。ほかに藤川、アンドウ、タムラ、マジマ)
キャラクター小松原一男 · 荒木伸吾
音楽菊池俊輔
フランスでの放送開始1978年7月3日 · アンテーヌ2 (『レクレA2』)

— I —

永井豪と『マジンガー』の系譜

フジテレビが1975年10月5日の日曜日に『UFOロボ グレンダイザー』の第1話を放送したとき、局もスタジオも、ゼロから出発したわけではなかった。彼らは巨大ロボットの系譜を受け継いでいたのである。その原作者・永井豪は、1945年9月6日、石川県の輪島に生まれた。日本語版ウィキペディアと英語版ウィキペディアは、誕生日も出生地も同じとしている。永井の会社ダイナミックプロ(Dynamic Planning)は、日本語版では1968年の設立とされるが、英語版の永井の項では1969年4月とされている(章末の注を参照)。

系譜の最初の環は『マジンガーZ』である。東映アニメーション制作のこのシリーズは、1972年12月3日から1974年9月1日までフジテレビで放送され、全92話であった。英語版・日本語版ウィキペディアの記述は一致している。日本語版は、主人公が内部から操縦する人型の巨大ロボットを描いた最初のアニメとして本作を位置づけており、同シリーズと永井に関する英語版の項目も同じ説明を繰り返している。

次に来るのが『グレートマジンガー』で、1974年9月8日から1975年9月28日まで、同じ局で毎週日曜19時に放送された。全56話で、日本語版・英語版ウィキペディアによる。英語版は監督に勝間田具治、脚本に藤川桂介を挙げ、日本語版も藤川を確認している。第一作の主人公・兜甲児はここに再登場する。日本語版ウィキペディアによれば、最終話で彼は空飛ぶ円盤の研究を発表するためにNASAへ旅立つ。この糸は次作へまっすぐにつながっている。NTTドコモのアニメ配信サービスにある『グレンダイザー』第1話のあらすじでは、甲児がアメリカから戻り、試験用の円盤を操縦している。彼はフランスではアルコル(Alcor)となる。

1972年12月3日から1977年2月27日まで、フジテレビの日曜の夜は、マジンガーの一族のものだった。

なぜ三作目が作られたのか。日本語版ウィキペディアによれば、『グレートマジンガー』の玩具が売れ行き不振だったため、東映は、仮題を『ゴッドマジンガー』とする直接の続編を断念し、当時のUFOブームに乗ることにした。フランス語版ウィキペディアも商業面で同じ方向の説明をしている。同版によれば、番組は主としてポピー(のちのバンダイ)とフジテレビの要請で始まり、玩具の販売を容易にするため、ロボットはマジンガーの延長線上でデザインされた。

すでにその原型は存在していた。短編『宇宙円盤大戦争』は、1975年7月26日、東映まんがまつりの一本として公開された。映画.comは同日の公開としたうえで上映時間を約30分とし、脚本に上原正三、原作に永井豪とダイナミックプロをクレジットしている。主人公は地球に身を寄せる王子デュークフリードで、ロボットの名はガッタイガーである。映画.comはこれをシリーズの原型と位置づけ、ナタリーは「起源の一つ」と呼び、日本語版ウィキペディアは「パイロット版」と称している。さらに、兜甲児の登場は当初の予定にはなかった。日本語版ウィキペディアは、局から求められたもので、スタッフを混乱させかねなかったと記し、フランス語版ウィキペディアは、アルコルの登場を、「スター・システム」を好むフジテレビの要求によるものと説明している。

シリーズの終わりより前に、もう一つの里程標がある。1976年3月20日、『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』が、二体のロボットを27分の短編のなかで共演させた。この作品を扱った英語版の記事によれば、監督はカサイ・オサム(Osamu Kasai)、脚本は藤川桂介である。

編集部注:ダイナミックプロの設立年には食い違いがある。日本語版ウィキペディアは1968年、英語版ウィキペディアは1969年4月とし、後者は「Dynamic Productions」と呼んでいる。本稿は両説を併記した。三つのシリーズの関係の性質についても、資料の見解は一致しない。日本語版ウィキペディアは同一の世界観とし、フランス語版ウィキペディアは、共通の登場人物をもつ『グレンダイザー』固有の世界観とする。さらに、フランス語版ウィキペディアは、荒木プロダクション(Araki Production)が永井のラフに加えて東映にスケッチを提供したと記しているが、この点を裏づけるのは同版のみである。
— II —

スタッフ — 監督、脚本、キャラクター、美術、音楽

制作は、東映アニメーションとダイナミックプロである。東映アニメーションは当時まだ東映動画と呼ばれていた。Weblioと東映ビデオのページは、旭通信社を制作側に加えており、プラネット・ジュネス(Planète Jeunesse)はこれを「Asatsu」と綴っている。監督として各所に名が挙がるのは、チーフディレクターの勝間田具治である。英語版・フランス語版ウィキペディア、プラネット・ジュネス、アニメガイズ(Animeguides)、東映ビデオ、iroha48の記述が一致している。フランス語版ウィキペディアは、これにカサイ・オサムとアキヒ・マサユキ(Masayuki Akihi)を添えているが、後者の姓はWikirakとNamu wikiでは「Akehi」と綴られている。iroha48は、エピソード演出家として、小湊洋市、ヤマヨシ・ヤスオ(Yasuo Yamayoshi)、モリシタ・コウゾウ(Kōzō Morishita)の名を挙げている。

脚本は上原正三が中心である。映画.comによれば、1975年の短編の脚本も彼が手がけている。その周辺には、藤川桂介、アンドウ・トヨヒロ(Toyohiro Andō)、タムラ・タツオ(Tatsuo Tamura)、マジマ・ミツル(Mitsuru Majima)の名があり、プラネット・ジュネス、フランス語版ウィキペディア、iroha48、Namu wikiがそれぞれ一部を挙げている。話数ごとの細かな分担は、後掲のガイドで確認できる。キャラクターについては、Weblio、東映ビデオ、プラネット・ジュネス、アニメガイズ、フランス語版ウィキペディアが小松原一男と荒木伸吾をクレジットしている。WikirakとNamu wikiによれば、この二人は多くの話数で作画監督も分担した。

美術は、ツジ・タダナオ(Tadanao Tsuji)と伊藤岩光が担う。東映ビデオ、iroha48、Namu wikiが二人を美術監督として挙げ、プラネット・ジュネスは「Gankō」伊藤と綴っている。WikirakとNamu wikiは、その後、話数ごとに入れ替わる背景画家の名を示しているが、名前の綴りは必ずしも一致しない。音楽は菊池俊輔が手がけ、これはすべての資料が裏づけている。

オープニング主題歌『とべ!グレンダイザー』は、ささきいさおとコロムビアゆりかご会が歌い、作曲は菊池、作詞は保富康午である(uta-netとJ-Lyricが同じクレジットを掲げる)。エンディング主題歌『宇宙の王者グレンダイザー』は、uta-net、プラネット・ジュネス、iroha48によれば、ささきいさおとこおろぎ'73が歌っている。デュークフリードの声は富山敬、兜甲児の声は石丸博也が演じている(Weblioとiroha48による)。

担当名前裏づけ資料
監督勝間田具治ウィキペディア英語版・仏語版、プラネット・ジュネス、アニメガイズ、東映ビデオ、iroha48
主な脚本上原正三ウィキペディア英語版・仏語版、アニメガイズ、プラネット・ジュネス、iroha48
キャラクター小松原一男、荒木伸吾Weblio、東映ビデオ、プラネット・ジュネス、アニメガイズ、ウィキペディア仏語版
美術監督ツジ・タダナオ、伊藤岩光東映ビデオ、iroha48、Namu wiki、プラネット・ジュネス
音楽菊池俊輔Weblio、東映ビデオ、プラネット・ジュネス、ウィキペディア英語版・仏語版、iroha48
監督
勝間田具治
チーフディレクター
脚本
上原正三
シリーズの主要な書き手
キャラクター
小松原一男
Kazuo Komatsubara
キャラクター
荒木伸吾
Shingo Araki
美術監督
ツジ・タダナオ
伊藤岩光とともに
音楽
菊池俊輔
Shunsuke Kikuchi
歌
ささきいさお
Isao Sasaki · オープニングとエンディング
デュークフリードの声
富山敬
Kei Tomiyama
編集部注:機械類のデザインをツジ・タダナオに帰しているのはフランス語版ウィキペディアだけであり、本稿ではこれを確定事項としない。オープニング主題歌の作詞者「保富康午」の名は、uta-netとJ-Lyricが漢字で示しているが、読みが記されていないため、本稿では読みを記さない。エンディング曲の題名は、uta-netでは「王者」と書かれるが、iroha48では別の読みが当てられている。本稿はuta-netに従う。
— III —

作品の構成と物語の流れ

全何話か。74話であり、独立した二つの資料があればそれは確認できる。日本語版ウィキペディアと英語版ウィキペディアは、1975年10月5日から1977年2月27日までの74話としている。Fandomのマジンガーwiki(日本語)の放送リストは74行、TVmazeも同様で、東映ビデオはディスクを二つのボックスに分け、第1〜37話と第38〜74話としている。フランス側の数え方も同じで、フランス語版ウィキペディア、プラネット・ジュネス、Wikirakは、74話が吹き替えられたと述べている。番組は日曜の19時から19時30分に放送された(日本語版ウィキペディアとWeblioによる)。74回の日曜日は、途切れることなく続いた。

話数の番号は日本とフランスで変わらない。Wikirakは、各フランス語題に日本語題を対応づけている。変わるのは題名で、それは原題の翻訳ではない。そしてフランスでの放送順である(第X章)。

物語の面では、Wikirakはこの作品を「おもに一話完結」で、毎週の怪獣を軸にしながらも、その多くが全体の筋を前に進める構成だと述べる。日本語版ウィキペディアは、後続作『惑星ロボ ダンガードA』が引き継ぐことになる、物語性のある登場人物に支えられた連続ドラマ的な構成を強調する。全体を見通すために、フランス語版ウィキペディア、Goldorak Nostalgie、Japoncinemaは、シリーズを26話・26話・22話の三つのシーズンに分け、Wikirakも同じ長さの三つの時期に分けている。本稿はこれに従う。

第一期 · 第1話〜第26話 · イダルゴスの襲来

イダルゴス(Hydargos)将軍は、「黒い月」の基地(camp de la Lune noire)からベガ(Véga)の攻勢を指揮する。アルコルは第1話で牧場に到着し、第2話でアクタリュス(Actarus)の秘密を知る。ヴェニュジア(Vénusia)も第23話でそれに気づく(Wikirakとフランス語版ウィキペディアによる)。その間にシリーズは型を固めていく。毎週一体のゴルゴト(Golgoth)、危機にさらされる牧場の客人、ふたたび疼くウフォール(Euphor)での傷。イダルゴスは第27話で姿を消す。この回は、この時期を実質的に締めくくりつつ、次の時期の幕を開ける。

第二期 · 第27話〜第52話 · オロスの戦術

オロス(Horos)は第28話からイダルゴスに代わる(Wikirak、フランス語版ウィキペディア、Japoncinema)。三人のパイロットが活躍の場を分け合い始める。アルコルは第35話で自分の機体アルコラック(Alcorak)を受け取り(日本語題では『ダブルスペイザー』)、ヴェニュジアは第37話でアルコラックの操縦を引き継ぎ、第41話では自分専用の水中機を得る(日本語題では『マリンスペイザー』)。フランス語でフォソワラック(Fossoirak)と呼ばれるドリルスペイザーは、第45話の中心となる。アクタリュスの妹フェニシア(Phénicia)は、第49話と第50話で登場する。この区切りは、第52話で二重の転換点を迎えて閉じる。惑星スティカデス(Stykadès)が破壊され、ベガ軍が新兵器を携えて地球に腰を据えるのである。

第三期 · 第53話〜第74話 · 全面戦争

怪獣の性質が変わる。Fandomのマジンガーwikiの一覧は、第52話までを「円盤獣」、第53話から「ベガ獣」とし、その最初の一体がキングゴリだとしている。以後、ベガの策略は増えていく(海底基地、囮、そっくりの偽者、仕掛けを施されたネズミや白鳥)。鷲たちはアクアラック(Aquarak)を装備し(第66話・第67話)、物語は悲劇の色を濃くする。フェニシアの父(第70話)、ポリュクス(Pollux)(第71話)、ヴェガリア(Végalia)(第72話)が、忠誠の代償として命を落とす。プロシオン(Procyon)が第73話でコスモラック(Cosmorak)を完成させ、シリーズは第74回目の日曜日で幕を閉じる。

白樺牧場から月の基地まで、74回の日曜日。

日本での視聴率が成功の度合いを物語る。平均20.9%、1976年2月22日に放送された第21話は27.6%で、日本語版ウィキペディア、英語版ウィキペディア、Weblioによる。Fandomと日本語版ウィキペディアはまた、本作が日本では『マジンガーZ』ほどの安定した人気には届かなかった一方、ヨーロッパと中東では絶大な成功を収めたと指摘しており、参照した三つのウィキペディアがこれを述べている。

編集部注:iroha48は73話と記し、73の題名しか挙げていない。この数字は孤立している。第22〜26話の日付は資料間で食い違う。FandomとTVmazeは1976年3月の金曜日とし、WikirakとNamu wikiは2月29日、3月7日、14日、21日、28日の日曜日とする。番組は日曜に放送されていたので、後者を採った。第27話の日本語題は、WikirakとNamu wikiでは「猛反撃」、Fandomでは「猛攻撃」と書かれる。第72話は、FandomとNamu wikiでは「故里」、Wikirakでは「故郷」である。参照した日本語版ウィキペディアには、クレジットつきの話数一覧は掲載されていなかった。
— IV —

ガイド 第1話〜第13話 · 白樺牧場

第1話〜第13話 · 1975年10月5日〜12月28日。最初の13回の日曜日が、物語の仕掛けを据える。アルコルは白樺牧場とアクタリュスの秘密を発見し、その後シリーズは、ベガの襲撃と個人的なドラマを交互に描いていく。

第1話はパイロット、牧場、そして脅威を紹介し、第2話はゴルドラックのウフォール起源を明かす。イダルゴス将軍は「黒い月」の基地から攻撃を指揮する。第7話でアクタリュスは両親の仇と出会い、第9話では、征服された世界から来たパイロットが標的を殺すことをためらう。クリスマス回の第12話は、フランスで特別な扱いを受けた(第X章)。1979年の映画に再編集された第4、5、10話も同様である。

編集部注・方法。題名、日本語題、日本での放送日は、Wikirak、Fandomのマジンガーwiki、TVmaze、Namu wikiの間で突き合わせた。日本での日付はすべて日曜日である。日本語題の翻訳とあらすじは編集部によるもので、少なくとも二つの資料が裏づける内容だけを採っている。脚本家は、WikirakとNamu wikiが一致した場合にのみ表示した。演出は、Wikirakの「技術監督」とNamu wikiの絵コンテが一致した場合に限った(Ohtani/OtaniおよびShidara/Shitaraという綴りの揺れは同一として扱った)。このため、脚本家を省いたのは第2、6、9、13、27、41、43、46、50、53、55、57、63、64、67、70、74話、演出を省いたのは第2、6、9、13、21、27、31、38、41、43、49、54、57、59、62、63、65話である。フランスでの日付はWikirakによる。第12、37、48〜52話のみ、第二の資料(Goldorakgoのフォーラムのスレッド)で確認されており、その他は、Wikirakとフランス語版ウィキペディアが述べる月曜と木曜の放送リズムと矛盾しないが、独立した第二の資料はない。
1

仏題Les frères de l'espace(宇宙の兄弟)

日本 1975年10月5日 · フランス 1978年7月3日(月) · 脚本 上原 · 演出 勝間田

アルコルはアメリカから戻り、円盤で未確認飛行物体の出現を調べていて攻撃を受ける。彼は白樺牧場と、無口な青年アクタリュスに行き着くが、アクタリュスは最初よそよそしい態度を崩さない。ベガの機体が牧場に襲いかかると、アクタリュスはゴルドラックのパイロットとなって襲撃者を倒し、アルコルを救う。もはや秘密を隠しおおせない。

2

仏題Le prince d'un autre monde(異星の王子)

日本 1975年10月12日 · フランス 日付未確認

敗れたイダルゴスは「黒い月」の基地に戻り、そこでベガの皇帝が地球の征服を命じる。アルコルは、アクタリュスとプロシオン博士から、この青年がウフォールの生き残りの王子であること、そしてゴルドラックが、ベガに略奪されたウフォールの技術に由来することを知らされる。新たな怪獣との戦いが、二人の兄弟の絆を固める。

3

仏題La fiesta tragique(悲劇の祝宴)

日本 1975年10月19日 · フランス 1978年7月10日(月) · 脚本 藤川 · 演出 ヤマヨシ

牧場では祝宴の準備が進むが、悪夢にうなされるアクタリュスは、半ば上の空でしか加わらない。祝いのさなかにベガの襲撃が始まり、彼は友人たちを守るため、イダルゴスとその機体に立ち向かわざるをえなくなる。バンタ(Banta)が初めて登場するのがこの回で、ヴェニュジアはすでに青年のことが気にかかっているようである。

4

仏題L'île de la peur(恐怖の島)

日本 1975年10月26日 · フランス 1978年7月13日(木) · 脚本 上原 · 演出 オオタニ

偵察に出たアルコルはゴルゴトの罠にはまり、無人島に不時着する。アクタリュスがゴルドラックで駆けつける。二人の少年が束の間の安らぎを得たのち、共にベガの軍勢と戦い、その友情はいっそう固まる。

付記。この回は、第5話・第10話とともに1979年のフランス映画の素材となり、再放送から姿を消した(第X章参照)。

5

仏題Le traquenard de la mort(死の罠)

日本 1975年11月2日 · フランス 1978年7月17日(月) · 脚本 藤川 · 演出 勝間田

航空ショーのさなか、ベガの部隊が観客を人質に取る。アルコルが捕虜たちの反乱を組織する間、アクタリュスはロボットのアラーニュ(Aragne)と戦う。リジェル(Rigel)は青年の二つの顔を何も知らず、その見かけ上の臆病さを責める。

付記。第4話と同じ事情で、1979年の映画に再編集され、再放送では見られなくなった(第X章参照)。

6

仏題Attaque sur Perlépolis(ペルレポリス襲撃)

日本 1975年11月9日 · フランス 1978年7月20日(木)

ペルレポリス(Perlépolis)行きの観光バスが、ヴェニュジアとバンタを乗せたまま、ベガの機体に捕らえられる。酸素が尽きかけるなか、アルコルとアクタリュスは人質を救わねばならない。ゴルドラックは拘束を振りほどき、全員を無事に連れ帰る。

7

仏題Le festin des loups(狼たちの饗宴)

日本 1975年11月16日 · フランス 1978年7月24日(月) · 脚本 上原 · 演出 小湊

破滅師団(Division Ruine)の精鋭将校ジャニュス(Janus)がゴルドラックへの攻勢の先頭に立ち、アクタリュスはその男が両親の仇だと気づく。二度の激戦ののち、ライバルのイダルゴスが背後からジャニュスの機体に細工をし、ゴルドラックは形勢を逆転する。

8

仏題Les radars se sont tus(レーダーは沈黙した)

日本 1975年11月23日 · フランス 1978年7月27日(木) · 脚本 藤川 · 演出 シゲノ

イダルゴスは磁気機雷の雲を広げてゴルドラックの動きを封じる。偵察で負傷したアルコルは、それでもアクタリュスに危険を知らせ、さらにオーヴェテール(OVTerre)で母艦の円盤に体当たりして、茫然自失のアクタリュスを我に返らせる。ゴルドラックはついに怪獣を倒す。

9

仏題Le camp de la Lune noire(「黒い月」の基地)

日本 1975年11月30日 · フランス 1978年7月31日(月)

ベガに服従する惑星のパイロット、ウリディ(Eurydie)は、自らの民に平和を与えるとの引き換えにアクタリュスを殺せと命じられる。標的の優しさに心を動かされた彼女は任務の遂行を拒み、その代償に命を落とす。

10

仏題L'espion qui venait de Véga(ベガから来たスパイ)

日本 1975年12月7日 · フランス 1978年8月3日(木) · 脚本 上原 · 演出 ヤマヨシ

ユラニュス(Uranus)少年は、宇宙人に会ったと話しても友だちに信じてもらえない。そんな彼が、ベガのスパイ作戦に巻き込まれ、その作戦でオーヴェテールの所在が露見する。連れ去られた少年はアクタリュスに見つけ出され、敵ロボットを破壊して救出される。

付記。1979年の映画のあと、再放送から外された三つ目の回である(第X章参照)。ユラニュスの立場については資料が分かれる。だまされた地球の子どもか、若いスパイか。

11

仏題Le jour où le soleil s'arrêta(太陽が止まった日)

日本 1975年12月14日 · フランス 1978年8月7日(月) · 脚本 藤川 · 演出 勝間田

ミノス(Minos)の命令を受けて、イダルゴスは日食に乗じて天文台を破壊し、ゴルドラックを月の影の円錐に誘い込む。光を奪われたロボットはエネルギーを失う。アルコルは自らの機体で介入し、太陽光をゴルドラックに反射させて、アクタリュスを窮地から救う。

12

仏題Du sang sur la neige(雪上の血)

日本 1975年12月21日 · フランス 1979年1月4日(木) · 脚本 上原 · 演出 ヤマグチ

クリスマスの日、アクタリュスは少女カシオペ(Cassiopée)を引き取る。ベガによる山の天文台の破壊で、ただ一人生き残った子である。記憶を失った彼女は、思い出を取り戻そうとする。平均より家庭的な内容のこの回は、イダルゴスのゴルゴトとの戦いの前に、家族のドラマと穏やかさを織り交ぜている。

付記。クリスマス回。1978年夏には脇に置かれ、1979年1月4日に順番を飛ばして放送された(第X章参照)。

13

仏題Par le fer et par le feu(鉄と火をもって)

日本 1975年12月28日 · フランス 1978年8月10日(木)

新年が近づくころ、太陽エネルギーを吸収するゴルゴトが町を襲う。ゴルドラックは大破し、戦闘のさなかに修理を受けねばならない。最後は反射鏡が形勢を覆す。

— V —

ガイド 第14話〜第26話 · 牧場の冬

第14話〜第26話 · 1976年1月4日〜3月28日。冬のシリーズは、牧場への来客、脅かされる家族、そして物語の最初の進展を織り交ぜる。

日本の正月に、ベリエ(Bélier)と彼のお笑いロボットが戻ってくる。フランス語版ではベリオラック(Béliorak)である。ベガはその後、策略を重ねる。将校の母親への脅迫、婚約者の精神支配、地球の均衡を狂わせるアンテナ。第21話は、日本でのシリーズ最高視聴率の27.6%を記録した(日本語版ウィキペディア、英語版ウィキペディア、Weblio)。ブロックの終わり近くで、アクタリュスの両親を殺した犯人の正体が暴かれ、宇宙ステーションが大規模な戦いの焦点となる。第22〜26話の日付は、資料によって食い違う(第III章)。

14

仏題Le jour du Soleil Levant(朝日の昇る日)

日本 1976年1月4日 · フランス 1978年8月14日(月) · 脚本 藤川 · 演出 ヤマヨシ

日本の正月、ベリエとその仲間たちが牧場に集まる。お笑い担当のロボット、ベリオラック(原語版ではボスボロット)を連れて。ベガのスパイがロボットの中に潜り込んで破壊しようとするが、三人組が地雷に気づく。ゴルゴトが襲来し、ゴルドラックが味方の救援に向かう。

15

仏題Akereb la Rouge(赤のアケレブ)

日本 1976年1月11日 · フランス 1978年8月17日(木) · 脚本 上原 · 演出 カサイ(ヨシカツ)

ベガ軍は、人工地震装置の震源点を探し出させるため、将校ウディクス(Eudix)の母親を脅す。アクタリュスは身を犠牲にして捕らわれるが、ウディクスは密かに増幅装置に細工をし、のちに自分も捕らえられて洗脳を受ける。

16

仏題Le fiancé de la mort(死の婚約者)

日本 1976年1月18日 · フランス 1978年8月21日(月) · 脚本 アンドウ · 演出 カワダ

アルゴリ(Argoli)の婚約者カペラ(Capella)は、ベガによって埋め込まれた装置で精神を支配され、英雄たちに差し向けられる。操られながらも彼女はためらい、やがて自由を取り戻して、ゴルドラックは敵の機体を破壊できる。

17

仏題La chevauchée infernale(地獄の疾走)

日本 1976年1月25日 · フランス 1978年8月24日(木) · 脚本 藤川 · 演出 オオタニ

吹雪の中、アクタリュスと仲間たちは牧場の馬を避難させる。そこへゴルゴトが現れ、幼いミザール(Mizar)と子馬のサンディ(Sandy)が行方不明になる。ゴルドラックは怪物と戦いながら、二人を雪崩から救わねばならない。

18

仏題Le nouveau temps des cavernes(新たな穴居時代)

日本 1976年2月1日 · フランス 1978年8月28日(月) · 脚本 上原 · 演出 勝間田

プロシオン博士は、ゴルドラックの新しい発進ルート「秘密ルート7」を披露する。ベガの兵士が村人を乗っ取り、続いてアルコルも遠隔操作の人形に変えられる。アクタリュスはルート7を通って出撃し、怪獣の磁気アンテナを破壊してアルコルを解放する。

19

仏題Le village écrasé(押し潰された村)

日本 1976年2月8日 · フランス 1978年8月31日(木) · 脚本 タムラ · 演出 シゲノ

地球に向けて軌道を逸らされた流星群が、ベガの基地建設を隠す目くらましになる。自分と似た運命の孤児ドーフィノール(Dauphinor)に心を打たれたアクタリュスは、少年の村が壊滅する前に怪獣を倒さねばならない。

20

仏題Terre en danger(危機に瀕する地球)

日本 1976年2月15日 · フランス 1978年9月4日(月) · 脚本 上原 · 演出 小湊

ベガは、天体の力を使って地球の均衡を崩す狙いのアンテナを設置する(資料は月への接近に言及するが、その意味については一致しない)。計画に気づいたアルコルは捕まる。アクタリュスは降伏するふりをして脱出し、施設を破壊する。

21

仏題Les continents submergés(沈んだ大陸)

日本 1976年2月22日 · フランス 1978年9月7日(木) · 脚本 アンドウ

アクタリュスは、病気の雌馬タラ(Tara)のそばに残るか、イダルゴスがエリオダルドゥール(héliodardeur)を使って氷原を溶かしている北極のアルコルのもとへ向かうかの選択を迫られる。怪獣を倒し、異星の装置を破壊したのち、彼は薬を携えて牧場に戻る。

付記。日本での最高視聴率(27.6%)を記録した回である。

22

仏題Les massacreurs du ciel(空の殺戮者たち)

日本 1976年2月29日 · フランス 日付未確認 · 脚本 マジマ · 演出 オチアイ

アルミレラン(Armiléran)教授とそのマニェティカプトゥール(magnéticapteur)がベガに連れ去られる。ゴルゴトに立ち向かうため、アクタリュスは新装置マニェティフィスール(magnétifisseur)を使い、同時に幼いミザールに、勇気とは本当は何かを教える。

23

仏題Le déluge des nouveaux mondes(新世界の大洪水)

日本 1976年3月7日 · フランス 1978年9月14日(木) · 脚本 上原 · 演出 カワダ

イダルゴスは、アクタリュスを出撃させようと、牧場近くのダムを襲う。アンテラック(Antérak)との戦いは三つの施設の周辺で展開し、山中の事故をきっかけに、ヴェニュジアはウフォールの王子の正体を知る。

24

仏題L'exécuteur(処刑人)

日本 1976年3月14日 · フランス 1978年9月18日(月) · 脚本 タムラ · 演出 オオタニ

アクタリュスの両親を殺したソグラディ(Sogrady)が、科学者に化けてセンターに潜入する。戦いのなかでソグラディの正体とアクタリュスの正体が互いに明らかになり、戦闘は宇宙空間へ移って、アクタリュスが勝利する。

25

仏題Les amoureux d'Euphor(ウフォールの恋人たち)

日本 1976年3月21日 · フランス 1978年9月21日(木) · 脚本 マジマ · 演出 勝間田

アクタリュスは、ベガに精神を操られて逃げているウフォール人アフェリー(Aphélie)に気づく。追い詰められた彼女は、ついに自分の機体を敵軍に突入させて命を捧げる。

26

仏題Les bords de l'abîme(深淵の縁)

日本 1976年3月28日 · フランス 1978年9月25日(月) · 脚本 上原 · 演出 ヤマグチ

建設中の秘密宇宙ステーションが、ベガの標的となる。宇宙で任務にあたっていたアルコルは攻撃を受けて漂流し、重傷のヴェニュジアは輸血を必要とする。ゴルドラックは、複数のゴルゴトを同時に相手にしなければならない。

— VI —

ガイド 第27話〜第39話 · オロスの登場

第27話〜第39話 · 1976年4月4日〜6月27日。イダルゴスが舞台から退き、オロスが後を継ぎ、センターのチームが再編される。

ブロックの冒頭で、センターはイダルゴスの手に落ち、のちに英雄たちが反撃に転じる。第28話からは、ベガの科学者オロスが月の基地に着任し、手法を変える。潜入する極小のヒューマノイド、アクタリュスの感情を弄び、あるいはゴルドラックの弱点を突くゴルゴト。アルコルは第35話で自分の機体を受け取り、ヴェニュジアは第39話で鷲のパトロール隊に居場所を得る。シリーズはチーム戦の物語になっていく。

27

仏題Vaincre ou périr(勝つか、死ぬか)

日本 1976年4月4日 · フランス 1978年9月28日(木)

センターはイダルゴスの手に落ち、プロシオン教授は拷問を受ける。重傷のヴェニュジアはアクタリュスの血で救われ、少女が陽動をかけている間にゴルドラックの修理が済む。決戦でロボットはゴルゴトの群れと旗艦の円盤を撃破し、イダルゴスは爆発のなかで命を落とす。

28

仏題Les nouveaux maîtres des ténèbres(闇の新たな支配者たち)

日本 1976年4月11日 · フランス 1978年10月2日(月) · 脚本 タムラ · 演出 オチアイ

ベガ軍の幕僚が再編されると、科学者オロスが月の基地に到着する。極小のヒューマノイドを連れ、地球に秘密基地を築かせるためである。リジェルは、武士の家系に伝わる先祖伝来の武具を持ち出す。ゴルドラックは、微小円盤が合体してできたゴルゴトと戦う。

付記。フランス語版ウィキペディアはこの回をLe Commandant Horos(オロス司令官)と題している。本稿は他の資料の題に従った。

29

仏題L'oiseau de feu(火の鳥)

日本 1976年4月18日 · フランス 1978年10月5日(木) · 脚本 マジマ · 演出 シタラ

超小型化されたベガの司令官アトラス(Atlas)が、サルタ(Salta)という少年の姿でセンターに潜入する。彼は幼いミザールと友だちになるが、やがて正体が露見する。

30

仏題La pierre de foudre(雷の石)

日本 1976年4月25日 · フランス 1978年10月9日(月) · 脚本 タムラ · 演出 カワダ

地球に落ちた放射性のエネルギー石が、アクタリュスがウフォールで負った古傷を呼び覚ます。弱った若き王子は、それでも新たな怪獣に立ち向かわねばならない。

31

仏題Don Quichotte de l'espace(宇宙のドン・キホーテ)

日本 1976年5月2日 · フランス 1978年10月12日(木) · 脚本 藤川

アルコルの仲間たち、なかでもベリエが、修理されて円盤型ヘリコプターを備えたベリオラックを連れて牧場を訪れ、アクタリュスを元気づけようとする。ベガのスパイは、この援軍を壊すためゴルゴトを送り込む。ゴルドラックとベリオラックが肩を並べて立ち向かう。

32

仏題La reine fantôme(幻の女王)

日本 1976年5月9日 · フランス 1978年10月16日(月) · 脚本 マジマ · 演出 オオタニ

オロスは、アストリダ(Astrida)が操縦するゴルゴトに蜃気楼発生装置を取り付ける。ゴルゴトはウフォールの亡き女王の姿を借り、アクタリュスの感情を揺さぶる。彼は策略を見破り、アルコルの助けを得て敵を戦闘不能にする。

33

仏題Les ailes de la mort(死の翼)

日本 1976年5月16日 · フランス 1978年10月19日(木) · 脚本 タムラ · 演出 カワダ

ゴルドラックの動きを研究したオロスは、その弱点を見つけ出し、それを突くよう設計されたゴルゴトを送り込む。アクタリュスは苦痛を乗り越え、思い出に力を求めて勝利をつかまなければならない。

34

仏題Le mercenaire de l'oppression(圧制の傭兵)

日本 1976年5月23日 · フランス 1978年10月23日(月) · 脚本 上原 · 演出 ミヤザキ

ベガに星を隷属させられているヴェスタリー(Vestalie)星の王子エルガステュル(Ergastule)は、民を解放するためアクタリュスを殺すことを引き受ける。しかしヴェニュジアの愛が彼の良心を呼び戻し、彼は任務を放棄する。

35

仏題Le premier raid(初めての襲撃)

日本 1976年5月30日 · フランス 1978年10月26日(木) · 脚本 マジマ · 演出 シタラ

スカラブ(Scarab)が操縦する地中型のゴルゴトが、地下からセンターを攻撃する。アルコルは新しい機体アルコラックを初めて駆り、ゴルドラックと協力して敵を打ち倒す。この被害は、センターの防衛を考え直すきっかけとなる。

36

仏題L'invincible du cosmos(宇宙の無敵者)

日本 1976年6月6日 · フランス 1978年10月30日(月) · 脚本 タムラ · 演出 小湊

ベガの精鋭将校ティティオス(Titios)は、ロボットが円盤と合体する瞬間にゴルドラックの弱点があることを見抜く。プロシオンは、これを補うためアルコラックとのドッキングを考案する。訓練の末、アクタリュスとアルコルは初めてのドッキングに成功し、敵を凌駕する。

37

仏題Une étoile est morte(一つの星が死んだ)

日本 1976年6月13日 · フランス 1979年1月11日(木) · 脚本 マジマ · 演出 マツウラ

エネルギー源の星を失ったスティカデス星が、地球のプルトニウムを奪うため攻撃を命じる。アクタリュスは苦戦し、ヴェニュジアがアルコラックの操縦を引き継いで彼を救い、怪獣を倒す。操縦桿を握っての初勝利である。

付記。フランスでは順番を飛ばして1979年1月11日、第38〜50話と第52話のあとに放送された(第X章参照)。

38

仏題Les faiseurs de ténèbres(闇をつくる者たち)

日本 1976年6月20日 · フランス 1978年11月6日(月) · 脚本 タムラ

ベガは地球の資源を奪うため攻撃を強める。星々のエネルギーを吸い上げる機体が試験されるが、オロスが陽動を見破る。戦うことを夢見るヴェニュジアは、最初のドッキングに失敗したのち、アルコラックでアクタリュスに加勢する。

39

仏題La patrouille des Aigles(鷲のパトロール隊)

日本 1976年6月27日 · フランス 1978年11月9日(木) · 脚本 マジマ · 演出 カワダ

アクタリュスとアルコルがゴルゴトと戦う間、ヴェニュジアは一人でセンターをベガの特殊部隊から守る。その勇敢さが認められ、正式にチームの一員となる。こうして鷲のパトロール隊が誕生した。

— VII —

ガイド 第40話〜第52話 · 鷲たちとフェニシア

第40話〜第52話 · 1976年7月4日〜9月26日。水中機、放射線を浴びた蟻、湖畔の緊張をはらんだ滞在、そしてフェニシアの登場。

ヴェニュジアは第41話で機体をヴェニュジアック(Vénusiak)と名づけ、センターは頭脳コンピューター(cérébro-ordinateur)のおかげで要塞に変わり(第42話)、鷲たちは太平洋の基地を壊滅させる(第43話)。第49話と第50話で、若いバイク乗りの娘が自分はウフォールの王女フェニシアだと知り、パトロール隊に加わる。第51話と第52話はオロス編を締めくくる。小惑星が地球を脅かし、続いてスティカデスが消滅して、ベガ軍が新兵器を携えて地球に腰を据える。フランスでは、この二話は逆の順序で放送された。

40

仏題Le réveil des volcans(火山の目覚め)

日本 1976年7月4日 · フランス 1978年11月13日(月) · 脚本 タムラ · 演出 カサイ(オサム)

海底火山が、避難させねばならないプルトニウムの貯蔵庫の近くで噴火する。重金属を求めて水陸両用のゴルゴトが現れ、ゴルドラックの弱点が明らかになる。水中ではエネルギー消費が倍になるのである。

41

仏題Le baptême du feu(初陣)

日本 1976年7月11日 · フランス 1978年11月16日(木)

ヴェニュジアはついにドッキングを会得し、新しい水中機をヴェニュジアックと名づける。水棲のゴルゴトが起こした渦に巻き込まれたゴルドラックを救うため、彼女が出動し、合体した二機が敵を撃破する。

42

仏題Péril en la demeure(住処に迫る危機)

日本 1976年7月18日 · フランス 1978年11月20日(月) · 脚本 マジマ · 演出 マツウラ

ミノスはセンターに大規模な攻撃を仕掛け、ゴルゴトが囮となる。プロシオンはそこで頭脳コンピューターを起動し、建物はレーザー防御を張りめぐらせた要塞に変貌する。

43

仏題La victoire des Aigles(鷲たちの勝利)

日本 1976年7月25日 · フランス 1978年11月23日(木)

鷲たちは、ガスカ(Gaska)がベガのために前進基地を築いている太平洋の火山島へ向かう、怪しい隕石を発見する。三人のパイロットが基地を破壊し、正気を失ったガスカは最後の戦闘で致命的な過ちを犯す。

44

仏題Quand les chiens sont lâchés(犬が放たれるとき)

日本 1976年8月1日 · フランス 1978年11月27日(月) · 脚本 タムラ · 演出 シタラ

伝統的な祭りのさなか、聖なる洞窟で古代の異星の遺物が発見される。これが、犬の姿をした三体のゴルゴトによる侵略の試みを引き起こし、そのうち一体の操縦を人間が握ることになる。

付記。三機を操る人物の正体について、資料は食い違う(一方では少女、他方では取り憑かれたスパイ)。

45

仏題Des fourmis et des hommes(蟻と人間たち)

日本 1976年8月8日 · フランス 1978年11月30日(木) · 脚本 マジマ · 演出 カサイ(オサム)

ベガは、放射線を浴びた蟻の巣を積んだ二機のシャトルを送り込む。ミザールは砕け散った隕石を探知し、蟻塚の場所の特定を助ける。ゴルドラックはゴルゴトを一体倒し、続いてフォソワラック(日本版のドリルスペイザー)と組んで巨大な昆虫と戦う。

46

仏題Le ballet des requins(鮫のバレエ)

日本 1976年8月15日 · フランス 1978年12月4日(月) · 演出 マツウラ

アルコルはマリーナ公園で連れ去られる。そこはベガの秘密基地を隠していた。偽物のサメがゴルゴトに変形し、チームは怪物を倒さなければならない。

47

仏題Le lac embrasé(燃える湖)

日本 1976年8月22日 · フランス 1978年12月7日(木) · 脚本 タムラ · 演出 カブラギ

湖畔でのキャンプ中、恋愛感情のもつれや個人間の対抗意識がグループを揺さぶる。ゴルゴトが湖底で少しずつ再構成され、アルコルは掘削機を操縦し、ゴルドラックが怪物と戦う。

48

仏題Un monde en fusion(溶融する世界)

日本 1976年8月29日 · フランス 1978年12月11日(月) · 脚本 マジマ · 演出 カワダ

敵の掘削機械が研究センターの真下を掘り進み、センターを呑み込もうとする。ゴルドラックとフォソワラックは有毒物質のなかを追跡し、脅威を破壊する。

49

仏題La dernière survivante(最後の生き残り)

日本 1976年9月5日 · フランス 1978年12月14日(木) · 脚本 タムラ

アンテラックがベガの制御を逃れ、地域を荒らす。若い女性ライダーは、自分がウフォールの王女フェニシア、一族最後の生き残りだと知る。アクタリュスは妹に気づき、赤い夕日のもとで再会が果たされる。

50

仏題L'aigle à quatre têtes(四つ首の鷲)

日本 1976年9月12日 · フランス 1978年12月18日(月) · 演出 オオタニ

フェニシアは鷲のパトロール隊に加わり、罠を見破ることで、テレパシーあるいは予知の才能を見せる。とりわけアルコルを暗殺の企みから救う。兄と妹は一緒にゴルゴトと戦う。

51

仏題L'étoile noire(黒い星)

日本 1976年9月19日 · フランス 1979年1月18日(木) · 脚本 マジマ · 演出 シタラ

ベガの宇宙から来た小惑星が、地球を破壊しようとする。アクタリュスは、大気圏突入前に、ミサイルをゴルドラックで自ら運んでこれを粉砕しなければならない。

付記。フランスでは1979年1月18日、第52話のあとに放送された(第X章参照)。

52

仏題La génération des monstres(怪物たちの世代)

日本 1976年9月26日 · フランス 1978年12月28日(木) · 脚本 上原 · 演出 小湊

スティカデス星は核の大災害で破壊され、ベガ軍は地球に腰を据え、月の基地に陣取る。ここから軍は新たな秘密兵器モンストロゴト・アルファ(Monstrogoth Alpha)を投入する。ゴルゴトより手強く、ゴルドラックを排除する使命を帯びている。新たな周期が始まる。

付記。フランスでは1978年12月28日に、第51話より前に放送された。「ベガ獣」が登場するシリーズ最初の回である(第III章参照)。

— VIII —

ガイド 第53話〜第63話 · ベガ獣

第53話〜第63話 · 1976年10月3日〜12月12日。「全面戦争」の始まり。画面ではベガ獣がゴルゴトに取って代わる。

第53話のモンストロゴト(Monstrogoth)は、ゴルドラックの前腕を奪う。策略は次々に繰り出される。海底基地、ネス湖の怪物、ロボットの偽者、若い兵士たちの特殊部隊、東京タワーを脅かすサイバネティックなネズミ、爆薬を仕掛けた白鳥、凍結兵器。各話は単独で完結するが、物語は少しずつ前に進む。フランスでは、この11話は1979年9月の新シーズンの未放送分に当たる。ただし、放送日が確認できない第63話を除く。

53

仏題La bête(獣)

日本 1976年10月3日 · フランス 1979年9月17日(月) · 演出 カワダ

モンストロゴトに前腕を奪われたゴルドラックは修理を受け、その間に怪物はセンターを追い詰める。ベガの高官の裏切りにより巨体の遠隔操縦装置が破壊され、ゴルドラックが勝利する。

54

仏題Le serpent(蛇)

日本 1976年10月10日 · フランス 1979年9月24日(月) · 脚本 マジマ

ベガは海底基地を建設し、注意をそらすため、猛禽と蛇の混合怪獣を放つ。鷲たちに支えられたゴルドラックは策略を見抜いて基地を破壊するが、オロスには逃げられる。

55

仏題Le monstre du Loch Ness(ネス湖の怪物)

日本 1976年10月17日 · フランス 1979年10月1日(月) · 演出 モリシタ(コウゾウ)

オロスが海底基地を推し進める間、不審な気球で到来したゴルゴトが、センターに通じる河川に身を潜める。英雄たちは魚雷を迎撃し、怪物を倒す。

56

仏題Le lynx de l'espace(宇宙の山猫)

日本 1976年10月24日 · フランス 1979年10月8日(月) · 脚本 上原 · 演出 アケヒ

プロシオンの観測衛星のおかげで、ベガの地下施設が発見される。科学会議で、偽の学者(情報源の一つによれば変装したオロス)が彼の提案を握りつぶし、衛星の破壊に成功する。英雄たちは部分的にしか勝利を収められない。

57

仏題Le monstre et l'enfant(怪物と子ども)

日本 1976年10月31日 · フランス 1979年10月15日(月)

オロスは、甲虫で遊んでいる孤独な少年を誘拐し、催眠にかけ、虫を怪獣に変えて東京を破壊させようとする。アクタリュスはゴルドラックで出動し、捕らわれた仲間たちを助け出し、少年を解放する。

58

仏題Le sosie(うり二つの偽者)

日本 1976年11月7日 · フランス 1979年10月22日(月) · 脚本 タムラ · 演出 カワダ

ベガは、ゴルドラックとそのパイロットを模倣できるゴルゴトを投入する。本物のロボットが動けなくされているあいだに、偽者が恐怖をまき散らし、だまされたアクタリュスの仲間たちは、友が気が狂ったのだと思い込んで攻撃しようとする。

59

仏題Le commando(コマンド部隊)

日本 1976年11月14日 · フランス 1979年10月29日(月) · 脚本 マジマ

操られた五人のベガの若い兵士が、アクタリュスを倒すため地球に送り込まれる。彼らは軍事基地で人質を取るが、アクタリュスは、自分たちがだまされているのだと最終的に彼らを説得する。ベガは彼らを裏切る。

60

仏題Les rats(ネズミたち)

日本 1976年11月21日 · フランス 1979年11月5日(月) · 脚本 タムラ · 演出 カブラギ

オロスは、生きた爆弾に改造したサイバネティックなネズミを放ち、19時に東京タワーを爆破すると脅す。アクタリュスとそのチームは、フェニシアの助けを借りて、このげっ歯類を撃破する。

61

仏題Pégase(ペガス)

日本 1976年11月28日 · フランス 1979年11月12日(月) · 脚本 上原 · 演出 オオタニ

ベガの「ペガス(Pégase)」作戦は、センターに工作員を潜入させる。偽者がリジェルになりすまし、そのあいだに馬の姿をした怪物が襲撃する。ゴルドラックが勝利し、偽装は暴かれる。

62

仏題Les cygnes(白鳥たち)

日本 1976年12月5日 · フランス 1979年11月19日(月) · 脚本 マジマ

ベガは、爆薬を埋め込んだサイバネティックな渡り鳥の白鳥を、センター近くに飛来させる。アクタリュスは、ゴルゴトと戦いながら、この武装した鳥たちを破壊しなければならない。

63

仏題L'ours polaire(白熊)

日本 1976年12月12日 · フランス 日付未確認

強制されてしか動かないベガの科学者アリゼ(Alizée)は、村々を凍らせるための凍結兵器を完成させる。ベガは彼女を強いて、アクタリュスとゴルドラックに対してこれを使わせる。

付記。この回のフランスでの放送日は確認できていない(第X章参照)。

— IX —

ガイド 第64話〜第74話 · 最後の日曜日まで

第64話〜第74話 · 1976年12月19日〜1977年2月27日。シリーズは登場人物に焦点を絞り、物語を完結させる。

東京への脅威でこのブロックが幕を開け、水陸両用機アクアラックが第66話・第67話で就役する。続く数話はもっとも劇的である。父のために身を捧げる息子、ミナス(Minas)に操られるフェニシア、ベガに反旗を翻すポリュクス、陣営を離れるヴェガリア。最後から二つ目の回は、コスモラックによる最終攻撃に備える。最終回では、アクタリュスとフェニシアがウフォールの再建のため地球を去る。フランスでは、この11話は二度に分けて放送された。1979年末と、1980年9月から10月である。

64

仏題Cinq minutes pour mourir(死ぬまであと五分)

日本 1976年12月19日 · フランス 1979年12月3日(月) · 演出 小湊

ある島が謎の爆発を起こし、偵察に向かったアルコルとヴェニュジアが引き寄せられる。ベガは、巨大な蜘蛛が運ぶ爆弾を東京に仕掛け、解除と引き換えにゴルドラックを要求する。アクタリュスは取引を拒み、脅威を無力化する。

65

仏題Un grand entre les grands(大物中の大物)

日本 1976年12月26日 · フランス 1979年12月10日(月) · 脚本 タムラ

アルコルがひとりでベガ獣と戦い、仲間たちは東京を狙うミサイルを迎撃する。隠されたウランの貯蔵庫があるため、どんな破壊も賭けとなる。この回はアルコル、すなわち原語版の兜甲児にスポットを当てている。

66

仏題La mort vient de la mer(死は海からやって来る)

日本 1977年1月2日 · フランス 1979年12月17日(月) · 脚本 上原 · 演出 カブラギ

ゴルドラックとヴェニュジアックは、海底基地を守るゴルゴトによって水深400メートルに閉じ込められる。アクタリュスは、持てるエネルギーをすべて注ぎ込んでようやく脱出する。

67

仏題Opération plongée(潜水作戦)

日本 1977年1月9日 · フランス 1979年12月26日(水) · 演出 カワダ

水深の異なる二つのベガの海底基地が、プロシオンの設計した新型水陸両用機アクアラックによって破壊される。囚われていたアルコルは作戦中に解放される。

68

仏題La grande douleur(大いなる悲しみ)

日本 1977年1月16日 · フランス 1979年12月31日(月) · 脚本 タムラ · 演出 モリシタ(コウゾウ)

北海道を吹雪が襲い、ベガが密かに基地を築くなか、フェニシアはシリュス(Syrus)と対峙する。ウフォールの元従者でベガの兵士になった男である。ジレンマに直面した彼は、自ら死を選ぶ。

69

仏題Tel père, tel fils(この父にしてこの子あり)

日本 1977年1月23日 · フランス 1980年9月19日(金) · 脚本 マジマ · 演出 オオタニ

オロス将軍の息子が援軍として到着し、父の禁止にもかかわらずゴルドラックに挑む。最後は、負傷した父を守るために身を犠牲にする。

70

仏題L'imposture(偽り)

日本 1977年1月30日 · フランス 1980年9月26日(金) · 演出 アケヒ

ミナスはテレパシーの夢でフェニシアを操り、父が生きていると信じ込ませる。偽りが発覚したとき、王女は父の死を受け入れなければならない。

71

仏題Le meilleur ami(無二の親友)

日本 1977年2月6日 · フランス 日付未確認 · 脚本 タムラ · 演出 小湊

アクタリュスの幼なじみポリュクスは、彼を憎むようベガに再調整される。ポリュクスはアクタリュスと戦い、殺しかける。記憶を取り戻した彼はベガに反旗を翻し、命を落とす。

付記。この回のフランスでの放送日は確認できていない(第X章参照)。登場人物の名は、フランス語版(ポリュクス)と日本語題(モルス)で異なる。

72

仏題La princesse amoureuse(恋する王女)

日本 1977年2月13日 · フランス 1980年10月10日(金) · 脚本 マジマ · 演出 勝間田

ベガ軍の陣営から来た王女ヴェガリアが、ベガを離れて地球のアクタリュスのもとに身を寄せる。彼女はウフォールが再び居住可能になったことを告げ、共に来るよう誘う。のちに彼女は、オロスの攻撃からアクタリュスを守るために割って入り、命を落とす。

付記。日本語題は、「故里」(マジンガーwiki、Namu wiki)または「故郷」(Wikirak)と表記される。本稿は前二者に従う。

73

仏題Pour l'amour de la Terre(地球への愛のために)

日本 1977年2月20日 · フランス 1980年10月17日(金) · 脚本 タムラ · 演出 アケヒ

プロシオンは、月の基地への最終攻撃に向けてコスモラックの仕上げに入る。アクタリュスは単独での攻撃を考えるが、アルコルが追いついて、待つよう説得する。しかしミナスが奇襲攻撃を仕掛ける。

74

仏題Ce n'est qu'un au revoir(これは一時の別れにすぎない)

日本 1977年2月27日 · フランス 1980年10月24日(金) · 演出 カワダ

最終回、ゴルドラックはベガ最後の攻勢に立ち向かう。帝国は敗れ、アクタリュスとフェニシアは、仲間たちとの心に残る別れを経て、ウフォールを再建するため地球を去る。

— X —

フランスのゴルドラック — 購入、吹き替え、放送

ゴルドラックがフランスのテレビに上陸したのは、1978年7月3日の月曜日である。ひとつの番組がそれとともに生まれた。Wikirak、フランス語版ウィキペディア、Europe 1、プラネット・ジュネス、アニメガイズ、Télé Parade、Génériques téléはいずれもこの日付を挙げ、番組をアンテーヌ2の『レクレA2』第1回に位置づけている。一方、放送時刻はばらつきがある。Europe 1は16時、Wikirakは17時50分、フランス語版ウィキペディアの「Goldorak」の項は18時、「Récré A2」の項は17時30分から18時30分の枠としている。本稿は決着をつけない(第XII章)。

フランスへの到来

唯一の詳細な情報源であるWikirakによれば、アンテーヌ2の二人の青少年番組責任者、ジェラール・カルヴェ(Gérard Calvet)とギ・マクサンス(Guy Maxence)が、1977年4月、カンヌのMIPTVでこのシリーズを見いだしたという。同局は1977年6月、ジャック・カネストリエ(Jacques Canestrier)の会社ピクチュラル・フィルム(Pictural Films)とIDDから最初の52話を購入し、『レクレA2』の前触れとなる『ドロテと仲間たち(Dorothée et ses amis)』に組み込むことにしたとされる。アンテーヌ2の青少年部門を率い、『レクレA2』を創設したジャクリーヌ・ジュベール(Jacqueline Joubert)(フランス語版ウィキペディア、Télé Parade)は、当初は乗り気でなかったと、やはりWikirakは述べる。

編集部注。購入の経緯(1977年4月のMIPTV、1977年6月の契約、ジャクリーヌ・ジュベールの当初の消極姿勢)は、WikirakのHistoire de l'arrivée de la série en France(フランスへのシリーズ到来史)のページだけに基づいている。これに反する資料はないが、裏づけも得られていない。

英語からの吹き替え

フランス語版は、インターフィルムズ(Interfilms)(プラネット・ジュネスとアニメガイズは「Inter Films」と表記)が吹き替えた。芸術監督はミシェル・ガティノー(Michel Gatineau)で、プラネット・ジュネスは、彼がアンヌ・ガティノー(Anne Gatineau)とともに台詞を翻案したと明記しており、フランス語版ウィキペディアもこれと符合する。同版は、天文に着想を得た名をミシェル・ガティノーに、イダルゴスとフェニシアの名を彼の妻に帰している。Wikirakのみによれば、この翻案は日本語原作の英訳を出発点としている。

主な声優は、Wikirak、プラネット・ジュネス、アニメガイズ、フランス語版ウィキペディアの記述が一致している。アクタリュスはダニエル・ガル(Daniel Gall)、アルコルはピエール・ギエルモ(Pierre Guillermo)、プロシオン教授はミシェル・ガティノー自身、ヴェニュジアはジェーン・ヴァル(Jane Val)、リジェルはジャック・フェリエール(Jacques Ferrière)、ミザールはマルセル・ラジュネス(Marcelle Lajeunesse)。Wikirakとプラネット・ジュネスはさらに、イダルゴスにマルク・ド・ジョルジ(Marc De Georgi)、ベガの皇帝にジャック・ベルティエ(Jacques Berthier)の名を挙げている。

フランス語の名前は一時代を画した。Wikirakによれば、スタッフは主人公たちには天文学から、敵役には神話から名を汲んだ。デュークフリードはアクタリュス、兜甲児はアルコル、ひかるはヴェニュジア、マリアはフェニシア、宇門源蔵はプロシオンになった。イタリア語版ウィキペディアは、イタリアがのちにこれらの名のいくつかをフランス語版から借用したと述べている。

1979年4月、映画の公開時に情報番組『Aujourd'hui Madame』が子どもたちに話を聞いたところ、熱狂の理由は単純なものだった。主人公が毎回勝つからである。同じ報道のなかで、ある母親は、この熱狂ぶりが理解できないと打ち明けている(編集部による言い換え)。

— INAのアーカイブ、1979年4月17日、パリ・グラン・ブルヴァールでの取材 · ina.fr

1978年と1979年の主題歌

フランス語版ウィキペディアとプラネット・ジュネスによれば、シリーズは1978年7月、アンリケ(Enriqué)による2曲、Accours vers nous, prince de l'espace(われらのもとへ駆けつけよ、宇宙の王子)とVa combattre ton ennemi(行け、敵と戦え)で幕を開けた。作詞はピエール・ドラノエ(Pierre Delanoë)、作曲は菊池俊輔で、局はまもなくこれを取り下げた。Wikirak、フランス語版ウィキペディア、プラネット・ジュネスは、そのうち一曲にある「種族」(race)という語が、アンテーヌ2の青少年部門の抗議を招いたと伝えるが、どの曲かについては資料が食い違う(Wikirakは1曲目、フランス語版ウィキペディアは2曲目)。

続いて登場するのがGoldorak le Grand(偉大なるゴルドラック)で、ノアム・カニエル(Noam Kaniel)が歌い、プラネット・ジュネスによれば1978年8月末から、Wikirakによれば1979年4月まで、シリーズに付けられた。プラネット・ジュネスはこれをフランスで最も売れたアニメ主題歌とするが、数字は分かれる。Wikirakは約135万枚、フランス語版ウィキペディアは400万枚超とする。1979年4月には、ジャン=ピエール・サヴェリ(Jean-Pierre Savelli)がゴルディーズ(Goldies)名義で制作したディスコ版、La légende d'Actarus(アクタリュスの伝説)、次いでLe prince de l'espace(宇宙の王子)が登場する(Wikirak、プラネット・ジュネス、フランス語版ウィキペディア)。1982年の再放送ではリオネル・ルロワ(Lionel Leroy)、1987年のクラブ・ドロテ(Club Dorothée)での再放送ではベルナール・ミネ(Bernard Minet)(Le retour de Goldorak(ゴルドラックの帰還))が加わると、プラネット・ジュネスとフランス語版ウィキペディアは伝える。

放送順

開始後のペースは週2話で、Wikirakは月曜と木曜とし、1978年12月28日まで続く。フランス語版ウィキペディアは「斉射」(salves)と表現し、週2話ののち週1話としている。最初の52話はこの日までに終わったが、順番どおりではなかった。WikirakとGoldorakgoのスレッドは一致している。第52話が1978年12月28日、第51話より前に放送され、クリスマス回の第12話は1979年1月4日、第37話は1月11日、第51話は1月18日に放送された。Wikirakはストライキに言及するが、他の資料は触れていない。1979年1月末には、エピソードが最初からやり直される。Goldorakgoのスレッドは、第1話を1月25日としている。

未放送分は1979年9月の新シーズンに続き(Wikirak、Télé Parade)、最後の話数は1980年9月と10月で、第74話は10月24日である。第4、5、10話は、映画との重複を避けるため、1979年4月以降、放送から外される。Wikirakとプラネット・ジュネスは、この編集について一致している。1979年4月4日に公開された長編Goldorak au cinéma(映画版ゴルドラック)は、シリーズの数話を再編集したもので、その中に第4、5、10話が含まれる(両資料によれば第1、2、4、5、10話)。Wikirakは、1982〜1983年の二度目の放送を71話と数える。シリーズが全話・順番どおりに放送されたのは、1987年のM6のGraffi'6が初めてである(Wikirak、Télé Parade。Wikirakによれば1987年6月29日から9月13日)。その後は、クラブ・ドロテがTF1で再放送した(Wikirak、Télé Parade)。

編集部注。第12、37、48〜52話を除き、ガイドに掲げたフランスでの日付はWikirakのみに基づく。第2、22、63、71話の日付は見つからなかった。Wikirakの「Histoire de l'arrivée」のページは、74話が1979年と1980年初めに放送されたと記しているが、放送を扱った同サイトのページは1980年10月まで続いている。本稿は後者に従う。

映画、カセット、ディスク

映画Goldorak au cinémaは、Wikirakとプラネット・ジュネスによれば1979年4月4日にフランスで公開され、上映時間は92分である。Wikirakは、これが1978年にまずイタリアで編集されたと付け加える。観客動員数は、プラネット・ジュネスと英語版ウィキペディアでは922,964人、Wikirakでは922,977人とされる。

ビデオについては、Wikirakとプラネット・ジュネスが1980年代からVHSが出ていたと伝える。最初のDVDは2005年にDéclic Imagesから発売された。プラネット・ジュネスは、その盤が回収されたと明記している。AB Vidéoは2013年6月、リマスター・無修正の全話ボックスの第1巻を発売し、フランス語版と日本語版を収録した(Manga-News、tv-da.fr)。その後、AlloCinéによれば、2014年12月1日に18枚組DVDの全話ボックスが出た。Manga-Newsは72話、tv-da.frは74話と数えており、この差は説明されていない。プラネット・ジュネスは、1997年から2013年までの法的な差し止めにも触れるが、二つ目の資料はない。

当時の論争

アニメの暴力性とされるものは、たちまち大人たちの関心を集めた。フランス語版ウィキペディアは、心理学者で国立科学研究センター(CNRS)の研究主任だったリリアヌ・リュルサ(Liliane Lurçat)が、1981年にシロス社からÀ cinq ans, seul avec Goldorak(5歳、ゴルドラックとひとりきり)を出版したとし、そこで彼女はテレビシリーズが幼い子どもに及ぼす影響を憂慮している。Goldorakgoの「La Lune Rouge」のページも、出版社と年を裏づけている。

リリアヌ・リュルサが挙げる例のなかに、ゴルドラックが窓から画面を抜け出して自分を襲いに来るのではないかと怖がる、セリーヌという5歳の女の子がいる(編集部による要約)。

— Liliane Lurçat, À cinq ans, seul avec Goldorak, Syros, 1981, La Lune Rougeによる紹介 · goldorakgo.com

同じINAのページは別の見方も紹介している。精神科医ミシェル・スーレ(Michel Soulé)は、1979年11月の報道映像(編集部は閲覧できていない)で、これらのヒーローを昔話の主人公に比べている。

主題歌をめぐる論争のほかにも、日本製アニメの暴力性が議論の的となったが、Télé Paradeはこれを深くは扱っていない。フランス語版ウィキペディアは、ゴルドラックを日本アニメの批判者にとって格好の標的とし、公の論争の大半を、クラブ・ドロテのシリーズが到来した1987年以降に置いている。

— XI —

受容と遺産 — 日本、フランス、イタリア

日本では、シリーズは堅実な成功ではあったが、圧勝ではなかった。平均視聴率20.9%、第21話の最高27.6%を記録した(日本語版ウィキペディア、英語版ウィキペディア、Weblio)。フランス語版ウィキペディアは、その成績が『マジンガーZ』よりも振れ幅が大きいと記す。伝説の舞台は別にある。日本語版ウィキペディア、Weblio、英語版ウィキペディアは、ヨーロッパと中東で絶大な人気を博したという点で一致している。

日本国内では、番組は、1975年7月26日に「東映まんがまつり」で公開された中編『宇宙円盤大戦争』によって準備されていた。日本語版ウィキペディア、映画.com、ピクシブ百科事典、ナタリーは、これをシリーズのパイロット版と位置づけている。二本目の中編『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』は、1976年3月20日に公開された(英語版ウィキペディア)。50年後、東映ビデオはシリーズをBlu-rayで発売し、第1〜37話を2025年2月12日、第38〜74話を2025年10月8日にリリースした。

亡命の王子、牧場、毎週一体の怪獣。その方程式は残り続けた。

フランス

フランスの記憶は、この現象の大きさについて一致している。Europe 1は、ゴルドラックの前と後があると見ており、雑誌『パリ・マッチ』が1979年1月19日付の第1547号で、表紙に「ゴルドラック狂騒」(folie Goldorak)を掲げたことを想起させる(Europe 1。この号に関しては唯一の情報源)。フランス語版ウィキペディアと英語版ウィキペディアは、番組枠での視聴率が100%近かったとするが、資料から資料へと受け継がれてきたこの主張を裏づける具体的な視聴率の数字は、見つけられなかった。

この成功は他のシリーズへの道を開いた。Europe 1は、1年後の『アルバトール』、続いて『キャンディ・キャンディ』、のちには『ドラゴンボール』を挙げ、『レクレA2』のフランス語版ウィキペディアは『スペースコブラ』と『ベルサイユのばら』も挙げている。公的な評価さえ得た。永井豪は、ジャパン・エキスポで芸術文化勲章のシュヴァリエを受章した(Manga-News、2019年7月5日。フランス語版ウィキペディアは2018年とするが、この食い違いは第XII章で指摘する)。

回帰は止まったことがない。Superlousticは、France 4とプラットフォームOkooでの新たな放送を告げており、同プラットフォームでの再生はすでに約250万回に達している(年の記載がない記事)。2024年には、福田己津央が監督し、大河内一楼が脚本を書き、貞本義行がデザインを手がけた13話のリブート『UFOロボ グレンダイザーU』(仏題Goldorak U)が、9月7日からチャンネルMangasでフランスにて放送された(Manga-News。英語版ウィキペディアは日本での放送を2024年7月5日から9月28日とする)。

イタリア

イタリアでは、シリーズは伊題UFO Robot Goldrakeで、1978年4月4日にRai 2で始まった(イタリア語版ウィキペディア、Sky TG24)。成功はたちまちで、イタリアの二つの主題歌は、1978年に最も売れたシングル盤に数えられる(Sky TG24、イタリア語版ウィキペディア、英語版ウィキペディア)。これらの資料は販売数の内訳では一致しない。イタリア語版ウィキペディアはUfo Robotが100万枚超、Goldrakeが70万枚超とするのに対し、英語版ウィキペディアは順序を逆にしている。

論争もフランスに劣らず激しかった。Sky TG24とイタリア語版ウィキペディアは、下院議員シルヴェリオ・コルヴィジエーリ(Silverio Corvisieri)が『ラ・レプッブリカ』紙に寄せた批判記事Un ministero per Goldrake(ゴルドラケのための省)(日付はイタリア語版ウィキペディアのみによれば1979年1月7日)と、これに対し、シリーズに伝統的な昔話の要素を見いだした作家ジャンニ・ロダーリ(Gianni Rodari)の擁護を伝えている。イタリア語版ウィキペディアはさらに、Raiが74話のうち71話しか放送しなかったと付け加えるが、これは確認を要する。

ヨーロッパ以外では、英語版ウィキペディアによれば、シリーズは1979年にレバノンで放送され、アメリカ合衆国では1980年にアンソロジー番組Force Fiveのなかで26話のみが放送された。

— XII —

未解明の点

資料を突き合わせると、資料が語らないこと、あるいは語り方が食い違うことも見えてくる。ここに挙げるのは、本稿が確定できなかった、あるいは半分しか確定できなかった点である。

制作とクレジット

話数ごとのクレジットはWikirakとNamu wikiに依拠しているが、後者の表は部分的にずれている。本稿では、両者が確認したことだけを表示した。フランス語版ウィキペディアがスケッチの提供元として挙げる荒木プロダクションの正確な役割と、ダイナミックプロの設立時期(日本語版ウィキペディアでは1968年、英語版では1969年4月)は、なお曖昧なままである。

題名、日付、日本での放送

第22〜26話の日本での日付は、資料によって、1976年3月の日曜日と金曜日で食い違う。第27話と第72話の日本語題は二通りに書かれ、フランス語版ウィキペディアは第28話を「Le Commandant Horos」と題している。第44話の三機を操る人物の正体、および第10話のユラニュスの立場も、同様に資料間で矛盾している。

フランス

1978年7月3日の放送開始時刻(資料によって16時、17時30分、17時50分、18時)、第2、22、63、71話のフランスでの日付、1979年から1983年の再放送の正確な順序、1978〜1979年の冬の放送のずれの理由は、いずれも突き合わせができていない。スタジオとその責任者の記述も一致しない。インターフィルムズとミシェル・ガティノーはどこでも挙がるが、Wikirakはスタジオ責任者としてジャン=ピエール・スタイメール(Jean-Pierre Steimer)の名を挙げ、フランス語版ウィキペディアはミシェル・ガティノーとジェーン・ヴァルを責任者としている。英語からの翻訳、翻案チームの正確な顔ぶれ、脇役の声(第49〜52話のオロス、コシール、フェニシア)は、Wikirakだけが記録している。ノアムの主題歌の販売枚数(135万枚から400万枚超まで)と「100%近い」視聴率は、検証不能のままである。ビデオ版(資料によって72話か74話か、法的な差し止め)は、いくつかの細部について単一の資料しかない。

英語版ウィキペディアとEurope 1は、本作を日本のアニメをフランスの画面に持ち込んだ最初のシリーズと紹介している。本稿はこの「最初」を確認しておらず、自らの主張として引き受けない。

その他の日付

フランス語版ウィキペディアは永井豪の芸術文化勲章シュヴァリエ叙勲を2018年とし、Manga-Newsは2019年としている。France 4とOkooについてのSuperlousticの記事には年が記されていない。イタリアで放送された71話という数字は、イタリア語版ウィキペディアにしか出てこない。

SAKUGAARTは、こうした軌跡を記録したいと考えている。ゴルドラックまたはそのフランス語版(翻案、吹き替え、アンテーヌ2での編成)に携わった方、あるいは当時の資料(番組表、カセット、雑誌、プレスキット)をお持ちの方。ご希望に応じて秘密を厳守したうえで、編集部はお話をうかがえれば幸いである。

SAKUGAART · 特集執筆:M. El Uasti
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